
こんにちは。
工場勤務というと、肉体労働的な絵が浮かびやすく、
汗だくで重いものを動かしているなど、
男性メインの職場というイメージがあるようです。
しかし現実は決してそんなこともありません。
今回は、工場での女性の仕事についてお話しします。
※今回のテーマはとくに、各職場での違いが大きいといえる内容です。
ここで紹介しているのは、筆者の経験した職場での例とお考え下さい。
当たり前ですが、工場で働く女性もたくさんいます。

女性の工場勤務はまったく珍しいことではありません。
そもそも、何を作っている工場なのかによって、
扱うモノの大きさも重さも全く違います。
軽く小さな品物が多いところなら、現場作業にも女性スタッフが多数参加しています。
また、事務作業中心の部署であれば、男女比も女性の方が多かったりします。
現代の現場作業には、以前と比較して多くの新しい技術が導入されています。
いまでは、人間が重いものを運んだりする機会が減少しつつあるのです。
もちろん、すべての工程にうまく採用できるわけではなく、完全になくなってくれるわけではありませんが。
引用元:オリックス・レンテック
クレーン、ロボットアーム、パワードスーツ、アシストスーツ。
人間の作業を外部的に補助してくれるツールは、どんどん増えており、
女性スタッフであっても男性と変わらない仕事ができる現場も増えています。


これは、自動車にパワーステアリングが導入されてから、
女性のトラックドライバーが増加したときと同じ構図ですね。
男性と女性、仕事について違う点は?

重い品物を扱う部署や力の要る作業は、当然男性が担当します。
とはいえ今の世の中、男性であっても、
あまりキツい条件での作業はありません。
たとえば重いものを持つ場合、重量によって線引きされていることが多いようですね。
- ひとりで持ち上げてよいのは ~kgまで
- ~kg以上の品を持ち上げる場合には、必ずふたり作業で行う
- 腰痛・ひざ痛など既往症のあるスタッフには、重量物は運ばせない
といったルールが定められているのがよく見られます。
広い意味では、男性女性を問わず、肉体的な負荷は軽減されていると言えますね。
しかし繰り返しにはなりますが、やはり負荷の大きな作業はあって、
そこには男性の力が必要とされてもいます。
男性と女性、待遇面の違いについて、工場特有の事情はなし。ただし、女性管理職は少数。

前述のように、男性・女性どちらであっても、
肉体的な負担を減らす方向へ、世の中は動いているといえます。
少なくとも筆者の周りでは、
「肉体的な労働の負荷に差があるから」
という理由で、待遇に差がつけられているという話は聞きません。
また、作業内容が事務であれば、こなす作業も同等ですし、
やはり待遇面では同等の扱いとなっています。
ただし、これも筆者の周りでは、という話ですが、女性管理職は圧倒的に少数です。
これには結婚・出産という部分が影響していますが、
日本社会の男性偏重の部分が残っているというのが実情でしょう。
一部の女性進出がめざましい分野を除き、まだまだ女性管理職の数は多くはありません。
しかしこれは、工場特有の事情ではなさそうです。
工場勤めは、女性にとってはやりづらい?化粧やおしゃれが禁止されている?

これも、職場によってバラバラですね。
厚化粧はともかく、ナチュラルメイク程度であれば、それほどうるさくはない印象です。
ただし、取り扱っている品にキズがつく恐れから、指輪などアクセサリー類は、勤務中は禁止、というところも多いようです。
金属製品やゴム製品には、薄いキズがひと筋入ってしまうとアウト、というものもありますので。
そうなると、着飾るのが好きな女性には、物足りない職場ではあるでしょう。
まあ、工場の現場でキレイに盛ってみたところで、周りはいつもの同僚ばかりなので、
あまり盛り甲斐はなさそうに思えますが・・・。

また、女性は男性に比べて、おしゃべりが好きな傾向があるように思います。
作業中は私語禁止、という現場も少ないとは思いますが、ないこともありません。
集中力を必要とする作業では、おしゃべりで意識が散ってしまうことが、リスクになってしまうのです。
結論:普通に仕事をするなら女性でも割と平気、なはず(人にもよりますが)。

ざっくりではありますが、以上のような感じです。
肉体的なキツさというのは、女性の場合はあまり考えなくてもよいでしょう。
※立ち仕事が苦手で、一日立っているのがツラい、とかは別です。
立ち仕事の現場では、それは必要な忍耐です。
ただし、化粧やおしゃべりなど、業務中にも社交的でいたい方には、
やや辛い仕事と感じる向きもあるかもしれません。
工場によっては、事前に見学ができるところもありますし、
面接で問い合わせることも可能です。
自分の性格的な面を考慮して、あまり合わないようであれば、
避けるべきかもしれません。
男女問わず、黙々と作業するのが好きな方には、おすすめなんですけどね。
筆者は男性ですので、総じて男性目線の記述にはなりましたが、
少しでも参考になれば幸いです。