工場の仕事って、なんだか汚れそう。体調を崩したりはしない?
こんにちは。
これも、よくあるイメージですね。
扱っているモノ次第なので、現場によって全く違いますが、
多くの現場では、多少の汚れはつきものです。
ホコリ、汗汚れはほぼどこでもつきますし、
油を扱うところも非常に多い印象です。
今回は、工場での衛生面についてお話しします。
残念ですが、作業によっては、汚れます。
工場での作業にも、色々あります。
筆者の勤め先だけでも、多数の部署があり、
各現場の作業内容はさまざまです。
まず一番に上がるのは、油汚れです。
その油というのもまた、何種類かあるにはあるんですが。
機械を回す作業の場合、多くの現場で油汚れがつきものです。
可動部を円滑に動かすためには、潤滑油が必要な場合がとても多いので。
組み立てなどの場合でも、ヘラなどでグリスを塗布するなど、
油の出番はたくさんあります。
時にはプレス機、切断機ほか、大型の機械を使うこともあります。
現場によってはバーナーの炎を扱うケースもありますが、
資格が必要になります。
こういった場合にも衛生面は大事ですが、
それ以上に安全性に意識を向ける必要がありそうですね。
最近の工作機械では、衛生面もよく考えられていて、
切削油や切粉(キリコ。金属のくずです)が飛ばないよう、
ちゃんと扉を閉めるようになっています。
(さらに、閉めないと作動しないなど、安全面にも考慮が。)
とはいえ、汚れるときにはやっぱり汚れます。
これはある程度、仕方ないです。
工場側としても、
安全面・衛生面から品質の担保まで、
あらゆる意味で避けたいのが汚損なのですが、
完全に回避する方法は、残念ながらありません。
しかし案外、
「汚れないように注意する」
だけで飛躍的に汚れを抑えることができる場合もあります。
これはスタッフの性格的な面もありますが、
同じ作業をしていても、汚れる人、汚れない人はいるものです。
まずは意識してみるだけでも、けっこう変わりますよ。
潔癖症の方には・・・むずかしいお仕事かなあ。
現代の工場は、健康被害に敏感。人体に有害な環境は改善対象です。
汚れる時には汚れる、とお話ししましたが、
中には強力な溶剤・化学物質を使用するケースもあります。
もし、そんな有害物質まみれになったりしたら?
もちろん、一大事です。
なので、そんなことにならないよう、
各工場で仕組み化がなされているはずです。
これは、衛生面というよりは、前回触れた安全面のお話になります。
使用法・使用量についてはきちんと指導がありますし、
継続的に特定の溶剤・化学物質を使用するスタッフは、
特殊健康診断を受けるよう、
労働安全衛生法で定められています。
守らなければ、もちろん罰則もあります。
体調不良を誘発するような環境は、改善事案になるので、
まず放置されることは考えられません。
もし、そんな現場があれば声を上げるべきですし、
改善されないなら、一刻も早く離れることをお勧めします。
体を壊してしまっては、まさに本末転倒です。
作業後には、手早く汚れを落としましょう。
なかなか落ちない汚れもありますが、
そのままだと、製品やいろんなところに汚れがついてしまいます。
何より気分も、早めにスッキリしたいですね。
ちなみに筆者の場合、洗濯は自宅でしていますが・・・
油汚れなどがついた場合には、あらかじめお湯につけ置きするなど、
ひと工夫必要です。
また、酸などが付いた状態で、家庭用の洗濯機をそのまま使用すると、
故障の原因になります。
そういった特殊な汚れがひどくなってしまった場合には、
作業着の新調を考えましょう。